84カラットのスモーキークォーツ・ペンダント　　G-132 福浦利枝　

素材：950SV／スモーキークォーツ／ダイヤモンド
ペンダントトップのサイズ：　タテ5.5　×　ヨコ2.5　×　奥行　20.8㎝

【本作品について】
シルバーのプレートで、タテ 3.5㎝ × ヨコ２㎝ ×　厚み１㎝　のスモーキクォーツを固定しました。プレートの右側側面の正面に　4.5㎝　の長さと右横のプレートの上部には　1.5㎝　の長さで細かいダイアモンドをあしらい、スモーキークォーツの深い色の魅力を最大限に引き出しています。石の留め方は作家独自の工夫で、石の美しさを最大限に引き出しかつ長期の使用に耐える方法を採用しています。
ワイヤーは長さを調節できるスライド式です。

【スモーキークォーツについて】
微量のアルミニウムを含む水晶が自然の放射線を受けて、深い色に変化した「スモーキークォーツ」は水晶の一種ですが、このように深い色になったものは「モリオン（黒水晶）」といいます。色のもつ神秘的な印象からでしょうか古来より魔よけの願いも込められました。

【カットについて】
本作品は石（スモーキークォーツ）を「バゲットカット」にしています。これは外周から中央まで方形の面が平行なステップ（階段）状に並ぶようにしたカットです。角を残すカットをほどこすことで、石の表情はシャープな印象になっています。

【石のサイズについて】
84カラットのスモーキークォーツと、0.37カラットのダイアモンドを使用しています。
※石の重さのことを石目（いしめ）・キャラ目（きゃらめ）と呼びます。これがカラットですがカラットには2種類あり、本作品の場合は、使われている石の質量（1カラット＝0.2g）を表しています。

【刻印について】
刻印からは作品の多くの情報が込められています。
本作品にはシルバープレートの底部外側に「四角に矢印」「silver」「84」「0.37」という4つの刻印が刻まれています。順番に説明していきましょう。
「四角に矢印」これは本作品をつくった作家・福浦利枝がつくったものだということを表すホールマークです。同作家の作品には全て同じホールマークが打刻されています。
「silver」は銀製品のこと。本作品に使用している銀は950SVです。これは　「950‰
　（「‰ （パーミル）」1000分の１を表す単位）シルバー　+　 50‰ 銅など」という意味。一般的には「925SV」（「925‰　シルバー　+　 75‰ 銅など」）が多く、本作品は一般的なものよりも、純度の高い銀を使用しています。
「84」とはスモーキクォーツの質量を表し84カラットだということです。
「0.37」とはダイアモンドの質量です。0.37カラットだということです。
カラットについては上述の【スモーキクォーツのサイズについて】を、お読みください。